043「 GANTZ 37 (ヤングジャンプコミックス)」←2013//購入
最終巻(13年間)
「GANTZ」はヤンジャンでの連載当初からそのショッキングな設定(*)もあってとても気になる作品ではあったけど、僕自身は時々雑誌で読んだり気が付いた時にだけ単行本をまとめて買うって感じで決して熱心な読者ではなかった。とは言え、改めて読み返してみると、そのGANTZスーツやアイテムのスタイリッシュなデザインに心躍らされてみたり、物語のスケールがどんどん大きくなっていく様のカッコ良さ、キャラによってGANTZシステムの利用の仕方やされ方が全く違うこと、無知や怠惰さ具合いからどうしようもなく自分勝手になってしまった醜い人間の姿をつきつけられる感じとか、ホント凄いなーって。あとは、3Dのモデリングをしながら漫画を描かれていたと言う作画的な意味合いでとかw
作者の奥浩哉さんの漫画をしっかり読んだのは、これが初めて。OVA版は視聴済み、映画版は未視聴。
(*)登場人物たちは、何らかの事故や事件、病気などで死んだ後、とあるマンションの一室に集められ、詳しい説明もないままに一定時間、決められたエリア内で地球に潜伏している宇宙人(地球外生命体)たちを与えられた武器やアイテムで”排除する”(強制送還or殺害)ことを強制される。そこでの人の生き死にの手軽さや、絶対的なルールとして遂行されるGANTZシステムはまさにゲームのよう。そのGANTZシステムの目的や技術などについては作品の終盤のほうで語られる。